webライティング

セールスレターが「怪しい壺を売る手紙」にならないために

 

セールスレターの書き方を学んだ人なら、

「まず、問題に気づいてもらうことが重要」

と、聞いたことがあると思います。

 

・相手が置かれている状況

・そこにある課題

・それが実は、どのように根の深い問題をはらんでいるか

・放置しておくと、どんな事態になってしまうのか

 

これに気づいてもらわないうちに
自分の商品やサービスの説明を始めても、
何の関心も持ってもらえないんですね。

なので、これは大事な原則です。

ただ、
この、相手の問題について述べるときに、

・共感しながら寄り添うのか

・単に、煽りたいだけなのか

こちら側の姿勢が、
大きな違いとなって現れるんですね。

 

相手の問題について、

——————————-

気持ちがとてもよくわかる
私も同じことで悩んできたから…
あるいは、周囲にも同じ状況の人がいるから…

だから、応援したい。

願いを叶えることができるんだよって伝えたい。

——————————-

こう思っているのか。

 

それとも、

——————————-

かつての霊感商法の人のように
相手の不安や恐怖をかき立てて、
壺を売りたいだけなのか。

——————————-

この姿勢は、読み手に伝わります。

 

問題を提示する時の手法は、いくつかあります。

 

ですが、どんなテクニックを使っても、
まず自分が相手に共感する姿勢がなかったら、
相手には届かない。

本心は、行間から伝わります。

 

ちなみに、友人の敏腕ライターは
交流会で会った初対面の人から、
挨拶もそこそこに
「あなた死にますよ」と言われたそうです。

「えっ!そうなんですか、たたた助けてください!
私はどうすればいいんですか?」

とは、なりません。もちろん。

 

速攻で心のシャッターを下ろして、
その人から離れていったそうです。

きっと、あなたも同じ反応をするでしょう。

 

なまじテクニックを持っている人ほど、
相手を思う気持ちから離れた
メッセージを書いてしまう
危険性があります。

もし、むやみに問題を煽り立てることで
反応があったとしても、
集まるのは、依存心の強い人ばかりの可能性が高くなります。

お客様に寄り添う心をベースにした、
誠実な言葉を紡ぎたいですね。