セールスレターが「怪しい壺を売る手紙」にならないために
セールスレターの書き方を学んだ人なら、
「まず、問題に気づいてもらうことが重要」
と、聞いたことがあると思います。
・相手が置かれている状況
・そこにある課題
・それが実は、どのように根の深い問題をはらんでいるか
・放置しておくと、どんな事態になってしまうのか
これに気づいてもらわないうちに
自分の商品やサービスの説明を始めても、
何の関心も持ってもらえないんですね。
なので、これは大事な原則です。
ただ、
この、相手の問題について述べるときに、
・共感しながら寄り添うのか
・単に、煽りたいだけなのか
こちら側の姿勢が、
大きな違いとなって現れるんですね。
相手の問題について、
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気持ちがとてもよくわかる
私も同じことで悩んできたから…
あるいは、周囲にも同じ状況の人がいるから…
だから、応援したい。
願いを叶えることができるんだよって伝えたい。
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こう思っているのか。
それとも、
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かつての霊感商法の人のように
相手の不安や恐怖をかき立てて、
壺を売りたいだけなのか。
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この姿勢は、読み手に伝わります。
問題を提示する時の手法は、いくつかあります。
ですが、どんなテクニックを使っても、
まず自分が相手に共感する姿勢がなかったら、
相手には届かない。
本心は、行間から伝わります。
ちなみに、友人の敏腕ライターは
交流会で会った初対面の人から、
挨拶もそこそこに
「あなた死にますよ」と言われたそうです。
「えっ!そうなんですか、たたた助けてください!
私はどうすればいいんですか?」
とは、なりません。もちろん。
速攻で心のシャッターを下ろして、
その人から離れていったそうです。
きっと、あなたも同じ反応をするでしょう。
なまじテクニックを持っている人ほど、
相手を思う気持ちから離れた
メッセージを書いてしまう
危険性があります。
もし、むやみに問題を煽り立てることで
反応があったとしても、
集まるのは、依存心の強い人ばかりの可能性が高くなります。
お客様に寄り添う心をベースにした、
誠実な言葉を紡ぎたいですね。