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自己開示は「小ネタ」にすると良質なファンが増える理由

Web文章コンサルタント おだじまみえです。

 

起業家の発信においては
「自己開示が大事」
と言われますね。

「あなたの失敗や、挫折の経験に
人は共感し、応援したくなるのです」と。

これは本当のこと。

 

だからでしょうか、

世間には

「借金○千万円からのV字回復!」

「営業最下位、クビ寸前だったダメ社員から全国1位に!」

「リストラ・離婚・親友の裏切りが同時に、、、
そんなどん底から、どう這い上がったのか?」

などのストーリーが
数多く掲げられています。

 

しかし、私のクライアントさんは
専門性で売れるタイプの方が多いためか、

このような、いわゆる「派手」な
体験は、ない方のほうが多いです。

 

「いや〜、私、そんな大した人生を
歩んできてないんですよね」

と、おっしゃる方も多いのですよね。

もしかしたら、

「失敗や挫折などの自己開示は
インパクトのある話でなければならない」

と、思い込んでいるのかも。

 

特に男性は逆転劇が好きなので
世間では、わざわざ苦労話を
「盛る」傾向も見られますしね。

 

ですが、大事なのは

「”自分にとっての”出来事の意味」

だと思うのです。

世間一般にわかりやすい!
数字がデカイ!
インパクト大!

である必要は、全くありません。

 

その出来事は、自分にどんな影響を与えたのか

そこから自分は何を学んだのか

だから今、何を伝えたいのか

を、実感を込めて語れるかどうか。

こっちの方がよほど大事です。

 

出来事自体は、どんなに
ささいなことでもいいんです。

 

なぜなら、

キャッチーなネタは
「つかみ」にはなりますが、

あなた自身の大事な部分を
伝えるのにふさわしい
内容であるとは限らないんですよね。

むしろ、

「微妙な話で、あまり理解して
もらえないかもしれないんですけど……」

という姿勢で話されることの方が
「ああ、○○さんの人柄がよくわかるなあ」
と、印象に残ったりします。

 

クライアントさんと話していても

「そういえば…..」
と話してくれたエピソードが面白く、

「その話、メルマガに書いたことあります?」

「ないです」

「え! ぜひ書いてください!
○○さんの信念が伝わりますよ」

といったことがよくあります。

 

というわけで、

自己開示は、大きなネタを探そうとしないで大丈夫です。

むしろ、ささいな、小さなこと、

その「意味」をしっかり言語化することで
あなたにしかできない発信になり
読者を勇気づけることができます。

だからこそ、
本当にあなたにふさわしい
お客様の共感を得ることができるのです。

もしかしたら、そんな話につながるかもしれない
質問を、一つ投げておきますね。

「前職でお客様(又は上司)に言われた、忘れられない一言は何ですか?」

(嬉しかった言葉でも、ショックな言葉でも)

 

ぜひ書き出してみてください。