思いを書いても伝わらない人へ・その2
思いを書いても伝わらない人へ・その1の記事: 【思いを書いても伝わらない人は「経験」を書こう】はこちら
今日は「思いを真剣に書けば伝わる!」の嘘について書きます。
「思いを書いても伝わらない」
「情熱を込めて呼びかけても、反応が得られない」
と悩んでいる方は、多いのではないでしょうか。
思いがなくては伝わりませんが、思いだけでも伝わりません。
思いが強すぎる場合、往往にして「肝心な情報を書いてない」ことがあります。
例えば、facebookなどで、このような投稿を見かけることはないでしょうか。
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【シェア、拡散希望!】
私の友人の◯◯さんが
クランドファンディングに挑戦しています!
◯◯さんとは、3年前に××で出会い
その時からの大切な仲間です。
私も、◯◯さんの熱い思いに感動して
応援しています。
ですが、まだまだ知られていなくて・・・
このままでは、目標金額に達成しそうもありません。
どうか、目標金額に達成するよう
一人でも多くの方に知っていただきたいです!
ご支援をお願いします!
ぜひこちらのサイトを見てください!
(クラウドファンディングのURL)
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ちょっと、極端に書きましたが・・・
こうした投稿を見たとき、この方の友人や、◯◯さんの友人(facebook上の友人ではなく、本当の友人)なら
「何だろう?」
「力になってあげたい」
と思ってくれるかもしれません。
ただ、大多数の人は・・・
残念ながら、スルーすると思います。
それは、「何の話か」を全く書いてないから。
少なくとも、
「何をどうするための、クラウドファンディングなのか」
という情報(=事実)を書かないことには、見た人も反応のしようがありませんよね。
だから、思いを伝えたい時ほど事実を書く必要があるのです。
例えば、先ほどの文章を「事実」を入れてリライトすると・・・
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【双子、三つ子の妊娠がわかったらどうする?】
大切な友人の◯◯さんが
多胎育児(双子ちゃんや三つ子ちゃんなど)の
家庭を支援する、クランドファンディングに挑戦しています。
多胎育児の過酷さを、正直私も知りませんでした。
こちらのサイトで、◯◯さんをはじめ
実際にあったエピソードを読んで、
驚くことばかりで・・・
私で何かできるなら、支援したい。
心から思いました。
子育て中の方に限らず、
ぜひ多くの方に多胎育児の現実を知ってほしい。
そして、賛同いただけましたら
シェア、拡散、ご支援をお願いします!
(クラウドファンディングのURL)
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こんな感じでしょうか。
はじめに書いたものとは、言葉の濃さが違うのを感じていただけるかと思います。
濃さが違う理由。それは、書き手のマインドにあります。
はじめに書いた文章は「自分の思い」を伝えたいだけで、読み手のことを考えていません。
一方、リライト後の文章は「読み手のための情報」を書いています。
自分の思いが強い時ほど、独りよがりにならないよう、相手への思いやりが必要です。
相手のために、どんな情報を伝えたらいいのか?
知らない人に関心を持ってもらうには、何を書けばいいのか?
ここに、フォーカスする必要があります。
どうしても伝えたい思いがある時・・・
情熱を胸に、指先は、ちょっとだけスマートに行きましょう。
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